桜人保存会

名古屋市の指定無形文化財に登録されている催馬楽「桜人」。現在、雅音会のスタッフがその文化財の保護を受け継いでいます。
「桜人」は平安時代に庶民の間で当時の歌謡曲のような形で流行し、源氏物語を初め平安時代の文献にも頻出する。
愛智郡作良村(現在の名古屋市南区桜台、桜本町、元桜田、霞町あたり)の古代民謡が都に伝わり、雅楽器で伴奏がつけられ、催馬楽になったと考えられている。
藤原師長は「桜人」の琵琶譜と箏譜を残した。

 

【桜人】歌詞

桜人 その舟止(ちぢ)め 島つ田を 十町(とまち)つくれる
見て帰り来むや そよや 明日帰り来むや そよや

言をこそ 明日とも言はめ 彼方(をちかた)に 妻去る夫(せな)なれ
明日もさね来じや そよや し明日もさね来じや そよや

歌詞の大意

(夫)さくらの人、その舟止めてくれ。離れ島に十か所も田を作っている、
それを見回って帰って来よう。明日には帰ってくるよ。

(妻)言葉では、明日帰ってくると仰いますが、あちらの遠方には長らく
放っている。別の妻がいるんだから、どうせ明日も明後日も帰って来な
いでしょうよ。

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